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四十肩・五十肩

四十肩・五十肩は
中高年の方に多いお悩みです

四十肩・五十肩は、中高年の方がかかりやすいためこのように呼ばれています。
正式には、「肩関節周囲炎」という炎症です。

四十肩・五十肩では鋭い痛みを生じ、日常生活のさまざまな場面で支障が生じるといわれています。
重大な病気ではありませんが、放置してはいけません。
四十肩・五十肩だと思っていたものが腱板断裂だったというケースもあるため、医療機関で検査することがおすすめです。
年齢によるものだから仕方ないと諦めてしまう方が多いですが、生活習慣の改善で予防できることもあります。
発症すると、改善までに数ヶ月以上もの時間がかかる場合もあるため、予防に積極的に取り組みましょう。

こちらでは、四十肩・五十肩の原因や症状、対処法・予防法について詳しくご紹介します。

目次

四十肩・五十肩になっていませんか

歳を重ねるにつれて、四十肩・五十肩のリスクが高まるといわれています。
まだまだ大丈夫だと油断している方も、明日発症しても不思議ではありません。

四十肩・五十肩の方は、次のようなお悩みを抱えています。

  • 腕が上がらず、洗濯物が干しにくい
  • 肩こりとは違う痛みを感じる
  • 四十肩・五十肩が何ヶ月も改善しない
  • 肩の痛みが気になってスポーツを楽しめない
  • 夜寝ているときに肩の痛みで目が覚める
  • 肩の不快感をなんとかしたい

四十肩・五十肩になりやすい生活を
送っていませんか

四十肩・五十肩と肩こりの違い

四十肩・五十肩は、肩関節をスムーズに動かせなくなるという症状が特徴です。
医学的には、「肩関節周囲炎」と呼ばれており、肩の炎症の一種です。

一方で、肩こりは筋肉の疲労による症状であるといわれています。

四十肩・五十肩と肩こりは、どちらも肩に症状があらわれますが、メカニズムは異なります。

おもな原因

四十肩・五十肩のおもな原因として、次のものがあげられます。

●腱板損傷の後遺症

腱板とは、腕を上げる運動や腕を回す運動を行うときに働く筋を指します。
スポーツ日常生活の動作により、この腱板に損傷や断裂が起こることを腱板損傷といいます。

腱板損傷を放置したままにしていると、肩関節に負担がかかりつづけ、四十肩・五十肩発症のリスクが高まるといわれています。

●運動不足

日常生活で身体を動かさない方は、肩まわりの筋肉が硬くなりやすいです。
長時間のデスクワーク運転では、肩関節がガチガチになり四十肩・五十肩につながる可能性があります。

●滑液包の劣化

滑液包とは、関節の摩擦を軽減する組織です。
加齢によって滑液包は劣化してしまい、摩擦が強くなってしまうといわれています。

周囲に小さな傷ができる関係で炎症が発生し、四十肩・五十肩につながりやすくなります。

四十肩・五十肩と似たケガ

四十肩・五十肩は、放置されてしまうことも少なくありません。
しかし、肩の痛みがすべて四十肩・五十肩であるとは限りません。
安易な自己判断をしないことが大切です。

とくに四十肩・五十肩と混同されやすいケガとしては、腱板断裂があげられます。。
腱板断裂をそのままにしておくと裂けた部分が広がり、手術が必要になることもあります。
早めに対処すれば手術のリスクは減るため、医療機関への素早い相談が大切です。

一般的に、四十肩・五十肩は明確なきっかけがなく始まることが多いといわれていますが、腱板断裂はきっかけとなる明確な出来事があるといわれています。

おもな症状

四十肩・五十肩には、次のような症状が多いといわれています。

●腕が上がらない

四十肩・五十肩は、炎症をともないやすいため、腕が上がらなくなる場合があります。

・洗濯物が干しづらい
・戸棚に手を伸ばせない
・頭を洗えない
・エプロンの紐を結べない

など、日常生活で不便が生じることがあります。

●肩から肘にかけて強く痛む

肩関節は腕とつながっています。
そのため、肩だけでなく肘にかけても痛みが出る場合があります。

●寝ているときに痛む

仰向けになって寝ると、腕の重みによって肩関節が後ろに引っ張られてしまうといわれています。
肩が引っ張られて負担がかかってしまうことで、強い痛みを感じやすくなります。

症状の経過

四十肩・五十肩の改善には個人差がありますが、三つの段階を経て改善していくことが多いといわれています。
症状が落ち着くまでには、数ヶ月から数年かかる場合もあります。

●急性期

肩関節に強い炎症がみられ、動かすと鋭い痛みを感じやすい時期です。

身体を動かしたときはもちろん、寝ているときもズキズキとした痛みに襲われる可能性があります。
強い痛みは、数日で鎮まるケースが多いです。

●慢性期

鋭い痛みから鈍い痛みへと変化する時期です。

肩関節が拘縮し、関節の可動域が狭まることがあります。
とくに、腕を上げたり後ろに回したりする動作が難しくなるといわれています。
これらの症状は、急性期に痛みで肩関節を動かさない状態がつづき、組織の癒着が生じているため引き起こされると考えられています。

慢性期には痛みがおさまる傾向があるため、無理に動かしてしまう方も少なくありません。
しかし、慢性期に肩関節に負担をかけてしまうと、炎症がぶり返し急性期に戻ってしまうことがあります。
運動量については、慎重な判断が必要でしょう。

●回復期

可動域が徐々に改善し、発症以前に近い状態まで改善に向かっている時期です。

痛みも少ないため、運動もこれまで通り行えるようになる方が多いです。
四十肩・五十肩を再発させないよう、予防に力を入れることが大切な時期でもあります。

四十肩・五十肩の対処法・予防法

対処法

四十肩・五十肩には、次のような対処法があります。

●湿布を貼る

湿布の効果の感じ方は個人差がありますが、痛・消炎成分の入っているものがおすすめです。
剝がれにくいテープ剤と、皮膚への刺激が少ないパップ剤の二種類があるため、好みに応じて選択しましょう。

●楽な姿勢をとる

急性期は、安静にしていても強い痛みを感じやすいです。
肩関節に負担がかかりにくい姿勢をみつけ、痛みが引くことを待ちましょう。

肩関節の位置が後ろに下がった状態では、痛みが出やすい傾向にあります。
痛む肩を上にし、横向きに寝ると痛みが出にくくなるといわれています。
さらに、クッションを抱き抱えるようにして寝ると、肩関節が自然な位置におさまり、落ち着きやすくなるでしょう。

また、枕の高さを適切に調整することも大切です。
首とマットレスの間にできる隙間が埋まる程度のものが理想的であるといわれています。
高さが足りない場合は、重ねたタオルをつかって調節するようにしましょう。

●無理のない範囲で動かす

痛みが和らぐ慢性期に身体を動かすことで、組織の癒着が起こりにくくなり症状の早期改善につながるといわれています。

ただし、激しい運動はかえって四十肩・五十肩が悪化する原因にもなりえます。
ウォーキングや軽いジョギングといった適度な運動で、肩関節を刺激するようにしましょう。

●温める

肩関節の血行を良くすることで、改善を促します。

自宅で手軽に行える方法としては、入浴があげられます。
特に半身浴を行うと、身体全体が温まりやすいといわれています。
入浴する時間がとれない方は、蒸しタオルなどで肩関節を温めるだけでも効果が期待できます。

また、冬場は肩を冷やさないようにマフラーストールで保温することも意識してみましょう。

予防法

四十肩・五十肩には、次のような予防法があります。

●日頃からストレッチをする

四十肩・五十肩は、筋肉の硬さが関係していることもあります。
日頃からストレッチをして肩関節と首をほぐしておきましょう。

とくにデスクワークが多い方は、長時間同じ姿勢を取りつづけるため、肩関節がこわばりやすいといわれています。
1時間に1回程度小休憩を挟み、肩関節を回したり腕を伸ばしたりしましょう。

●運動の習慣を持つ

筋力不足が四十肩・五十肩へ発展するケースも少なくありません。
とくに、中高年の方は筋力が落ちやすい状態にあるため、注意が必要です。

適度な運動の習慣を持ち、筋力を維持するようにしましょう。
おすすめは、ウォーキングヨガ水泳といった有酸素運動です。
1回20分から30分程度を目安に行うことをおすすめします。
運動の時間がとりにくい方は、日常生活の中で活動量を増やす工夫を行いましょう。
エレベーターではなく階段を使う、スーパーまで歩いて買い物に出かけるなど、無理なくできる範囲で行うことが大切です。

●身体を冷やさない

身体が冷えてしまうと筋肉が硬くなり、些細な動作でも筋肉が傷つきやすくなるといわれています。
また、血行も悪くなってしまうことで傷ついた組織が十分に修復されず、炎症が起こるリスクが高まってしまいます。
四十肩・五十肩にお悩みの方は、身体を冷やさないように心がけることが大切です。

冬場はもちろん、夏場でもクーラーの風や冷たい食事で身体が冷えてしまうことがあります。
薄手のカーディガンを羽織ったり、温かい飲み物も飲んだりして身体の冷えを防ぎましょう。

●十分な休息をとる

年齢を重ねるほど、組織の修復力は衰えていくといわれています。
若い頃と同じような感覚で無理をしてしまうと、身体が追いつかず四十肩・五十肩を発症してしまう可能性があります。
普段から無理はせず、疲れが溜まっているときは身体をしっかりと休めることが大切です。

とくに激しい運動をした後はクールダウンを行い、十分な睡眠をとるようにしましょう。

本町グリーン指圧・接骨院の
【四十肩・五十肩】アプローチ方法

四十肩・五十肩では、突然痛みがあらわれるイメージをお持ちの方が多いと思います。
しかし実際は、普段から軽い痛みを感じながら我慢していたところ、安静時にも強い痛みがあらわれるようになり、慌てて来院される方が多くいらっしゃいます。
最初は軽い痛みでも、徐々に肩が上がらなくなり、最終的には肩を上げなくても痛みを感じるようになってしまうことがあります。

四十肩・五十肩の明らかな原因はわかっていないといわれています。
しかし、肩を支えている腱板上腕二頭筋、関節を覆っている滑液包などが炎症を起こして硬くなることで、症状がでるようになるといわれています。

当院でのアプローチは、硬くなった肩関節を和らげることを目標に施術を行います。

とても強い痛みがある場合には、腱板断裂が疑われます。
マッサージストレッチなどは、逆に症状を悪化させてしまう可能性があるため、医療機関を受診することをおすすめしています。

それ以外の場合は、電気療法温熱療法で筋肉の弛緩を促してから指圧整体を行い、ストレッチ運動療法を行っていきます。
また、急性期の症状ではないので自費施術となりますが、自宅での温熱セルフストレッチなどについてもお伝えし、改善を目指します。
改善までには時間がかかることが多いため、定期的な施術が必要となります。

著者 Writer

著者画像
増井 幹(マスイ ミキ)
所有資格:柔道整復師・あんまマッサージ・指圧 
生年月日:10月23日
血液型:B型
出身:埼玉県
趣味:ドライブ
得意な施術:プロフェショナル指圧

【ご来院されるお客さまへ一言】
多岐にわたる症状に対処します。

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