指圧マッサージ

指圧マッサージとは、どのような施術なのでしょうか。

●指圧マッサージの方法

指圧マッサージはその名の通り、指で圧を加えるマッサージのことです。

親指を使うことが多いですが、他の指や手全体を使うこともあります。
おもにツボや筋肉、筋膜などにアプローチしていきます。
指圧は、薄着のまま行います。

●指圧マッサージの原則

指圧マッサージには3つの原則があります。

・垂直の原則

垂直に圧を加えることで力の分散を防ぎ、効率的に患部を刺激します。

・持続の原則

グッと指圧したらしばらく緩めずにそのままの状態を保ちます。
加える圧の時間を変化させることで、身体を興奮させたり、逆にリラックスさせたりできるといわれています。

・集中の原則

施術者が精神を集中させて指圧することで、身体の微細な変化に対応していきます。

●特徴

過度なマッサージは、筋膜や筋繊維を損傷させ、もみ返しを起こすことがあります。
一方、指圧マッサージは身体に負担がかからない程度にじわじわと圧をかけていきますので、もみ返しが起こりにくいといわれています。

また、指圧マッサージでは特別な道具を使わずに、手の感覚だけを頼りに行うことも特徴の一つです。
手は「優れた感覚器」とも呼ばれており、こりの位置や状態から症状を見極められるといわれています。

●歴史

指圧マッサージは、明治から大正ごろにかけて日本で成立したものだといわれています。
古法あん摩や導引、柔道の活法などを取り入れ発展してきました。

指圧マッサージの原型を確立した浪越徳治郎は「指圧の心は母心、押せば命の泉湧く」と評価したそうです。
指圧マッサージは、日本独特の手技療法として英語でも「SHIATSU」とそのまま呼ばれています。

●痛み

指圧と言いますと、痛いイメージを持つ方もいらっしゃると思います。
しかし、施術により痛みが発生する原因は、強い刺激から身体を守ろうとする作用により、筋肉が硬くなってしまうことが関係していると考えられています。

指圧マッサージでは、筋肉を硬くしない程度の圧をじっくりとかけていきます。
ゆっくりと圧をかけることで、副交感神経が高まり自然治癒力の向上にも効果が期待できます。

指圧マッサージは、症状に合った特殊な手技を行い、早期改善や症状の緩和を目指す施術です。

基本的には保険適用外の症状に行います。
ケガではないけれど、少しでも症状を軽くしたい方におすすめです。
例として肩こりや慢性腰痛、眼精疲労、疲労感、筋肉痛、坐骨神経痛、顔面神経麻痺、リウマチなどの症状があげられます。

また、筋膜リリースや整体なども当てはまります。
当院では国家資格のあん摩・マッサージ・指圧師が在籍しているので、リラクゼーションからリハビリテーションマッサージまで目的に合わせた多様な施術を行うことができます。
時間別や部位別など、ご希望に合わせて施術を受けられることも特徴の一つです。

施術により筋肉を伸ばしても、筋膜が癒着していると十分な効果が得られないことがあります。
そのため当院では、ストレッチも取り入れながら指圧マッサージを行うことで、筋肉を効果的にほぐすようにしています。

指圧マッサージは医療機関や別の接骨院に通っている方でも、施術を受けることができます。
この技術は当院オリジナルのため、他院では受けられない施術です。